環境のリアル

先生との距離が近い、贅沢な環境で学べる。

私は4年制の音楽大学を卒業後、陸上自衛隊の音楽隊に所属していました。しかし幼い頃からの夢だった保育士を目指すため、頌栄短期大学に入学。この大学を選んだ理由は「保育を学ぶなら頌栄！」と母に勧められたこと、そして周囲の頌栄に対する信頼が厚いことを以前から知っていたからです。ただ入学前は、ほかの学生との年齢差が気になり「きっと友達はできないだろう」とネガティブになることもありました。けれど、不安は同級生たちのフレンドリーさやどんな相手でも受け止める懐の深さに触れるうちに消えていきました。この包容力は保育者を育てる大学の学生ならでは、ですね。
また4年制の大学を出た経験から、頌栄のサポートの手厚さに驚かされることがたくさんあります。この学校は入学後に生徒を10人に分け、1つのグループに1人の先生がつき、就職を含めて、様々な点でアドバイスや指導をしてくださるんです。「改めて考えてみると私たちってすごく贅沢な環境で学んでいたのかも？」なんて今になって感じています。

充実のリアル

学校内外を問わず保育に携われる。

授業中に少しだけ外に耳を傾けてみると同じ敷地内にある幼稚園から子どもたちの可愛い声が聞こえてきます。あの声を聞いていると「いつか自分も保育士になるぞ」と、やる気がむくむくとわいてくるんです。
また学業の合間をぬって週に2回、お昼休みにハンドベルクワイヤーという部活動にも打ち込んでいます。練習の成果はクリスマス祝会や音楽礼拝など特別なイベントの時には演奏を披露することもあり、舞台に立つ楽しさは格別。それから週に2〜3回ほど生活雑貨店で働くほか、土曜日に保育所でアルバイトもしていました。頌栄短期大学には、保育所や幼稚園からアルバイトやボランティアの求人がたくさん届くので、希望者は学校外でも保育に携わることができるんです。勉強との両立は大変ですが、この経験は保育士をする上で大きな糧になると思います。

未来のリアル

子どもたちに信頼される保育士に。

この大学の先生たちは、面倒見が良く学生の悩みと真剣に向き合ってくれます。そのため多くの学生が先生のもとを訪れるんです。私も公務員試験をめざしていて、中でも特にありがたく思ったのは、公務員試験に合格した先輩から体験談をお聞きする機会をつくってくださったこと。公立の採用に詳しい先生に勉強法やお薦めの教材など様々なアドバイスをいただきました。私は実習の一週間後に公務員試験というタイトなスケジュールでしたが、この時に先輩に教えていただいた教材で勉強し、試験に挑みました。そのおかげもあり、無事合格することができたのです。
この4月から働く伊丹市の保育所では、優しさや思いやりを持つ子どもに成長するよう導いていきたいと思っています。そのために大切なのは、子どもたちとの信頼関係。きちんと目線を合わせ、いつも笑顔で接する。そんな小さな積み重ねが、子どもたちに心を開いてもらうことにつながるんだと思います。